名張市の景勝地、赤目四十八滝で10月下旬から開かれるライトアップイベント「幽玄の竹灯」に向け、霊蛇滝(赤目町長坂)付近で試験点灯(てんとう)が行われた。9月28日には近畿大学経営学部の金相俊准教授(55)のゼミで観光ビジネスを学ぶ学生20人が大阪から現地調査に訪れ、点灯を見守った。【試験点灯した竹あかり=名張市赤目町長坂で】

 この日は市民グループ「竹雀」のメンバーが製作した宝船をモチーフにした作品などの他、大小約200本の竹灯籠(とうろう)が飾り付けられ、LEDライトの光を内側から照らして模様を浮かび上がらせた。滝川の水面も青いライトで照らし、幻想的な演出が施された。

 訪れたゼミ生たちは同市と鳥取県倉吉市、和歌山県高野町の3自治体を題材に、地域活性化やコロナ後の観光のあり方などをテーマに学んでいる。今後も数回赤目滝を訪れ、実際にプロモーション映像なども作りながら11月中旬を目途に成果を発表し、名張市や赤目四十八滝保勝会にも内容を報告する予定だという。

 大阪府岸和田市出身で3年の吉田瑞希さん(22)は「滝の自然が魅力的。ライトアップは動きをつけた演出をするなどもっと“映え”を意識したら、伊勢神宮の帰りに寄りたくなるような、なばなの里(桑名市)にも負けない催しになるのでは」など感想を話していた。

 同保勝会によると、同イベントは10月24日から来年1月末まで開催予定で、今回の試験点灯の5倍の約1000本の竹あかりを並べて渓谷内を彩るという。