名張市黒田で群生するヒガンバナが咲き始め、土手や田んぼのあぜ道を約100メートルにわたって真っ赤に染めている。秋空の下、訪れた人々を楽しませている。【土手を真っ赤に染めたヒガンバナ=名張市黒田で(9月28日撮影)】

 ヒガンバナは多年草で、秋の彼岸の時期に咲く花として知られる。50センチほどの高さに成長した茎の先に、反り返るような深紅の花を咲かせる。

 趣味の写真撮影で訪れていた同市梅が丘の公務員、中村博さん(63)は「この時期になると毎年のように来ていて、もう30年ほどになる。うまく日光が当たると、輝くような花の写真が撮れる」と熱心にシャッターを切っていた。

咲いたヒガンバナ=同
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