伊賀市蓮池の造形染色作家、三代沢信寿さんの個展「水の流れ、色彩の流れ」が10月2日から8日まで、同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。【出展予定の作品を紹介する三代沢さん=伊賀市蓮池で】

 20年ほど前に東京から伊賀に拠点を移し、創作活動を続ける三代沢さん。天然繊維を染めた「布のステンドグラス」と称されるタペストリーなど、鮮やかで明るい作品を生み出し続けている。

 今回は、最新の染色や油彩作品を大小50点ほど展示予定。ティーマットを始め、ストールやブルゾンなどの染色作品は「ユニットの組み合わせをずらすことによって動きを出している」のが特徴で、水の流れを表現したという。油彩は「単体でも組み合わせても、置かれた環境に対応できる」作品で、筆を使わずローラーで描いた。

 また、「日本文化の裾野を広げよう」と、松尾芭蕉の俳句などをコンピューターで映像と組み合わせる作品を制作しており、その一部も展示する。三代沢さんは「コロナ禍で世の中が沈滞、閉塞しているが、明るい色彩の中で気持ちを緩めてほしい」と話した。

 時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。

2020年9月26日付780号11面から