名張市武道交流館いきいき(蔵持町里)で9月19日から4日間、県立名張高(東町)を含む高校男子柔道部の強豪が集う強化親睦大会が開かれている。4校から約100人が参加した初日の合同練習では、柔道男子73キロ級リオデジャネイロ五輪金メダリストの大野将平選手(28)が指導に立ち、乱取り稽古に加わったり、大外刈りのコツを教えたりした。【名張高の柔道部員と乱取りする大野選手(左)=名張市蔵持町里で】

 同大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった今年の全国高校総体(インターハイ)の代替大会として、名張高男子柔道部の稲澤真人監督(38)らが企画。神戸国際大付高(兵庫県)や天理高(奈良県)など関西を中心とする高校が参加の呼び掛けに応じた。

 大野選手は天理大出身で、稲澤監督の後輩にあたる縁から駆け付けた。乱取りで大野選手と組み合った名張高3年の中村将大君(18)は「一度つかまれたら、切れなかった。世界一の強さを実感した」と話していた。

 コロナ禍で来年に延期された東京五輪代表に内定している大野選手は練習後、参加した部員らに向けて「3年生は切り替えが難しいと思うが、これからも柔道を続けてほしい。不安なのは私も同じだが、さまざまな感情を力に変えられるのが、人であり柔道家でありアスリートであると信じている」と語った。

 強化親睦大会は更に3校を加えて20日に団体戦、21日に個人戦、22日に合同練習が行われる。

部員らに大外刈りのコツを教える大野選手=同