名張の松尾祥真さん

 8月に初の音楽ミニアルバム「Ash」を発表した、名張市の松尾祥真さん(26)。ジャケットのデザインや撮影などプロデュース面で支えたのは地元の同級生だ。【アルバムを発表した松尾さん(右)と今坂さん(提供写真)】

 幼いころから歌うことが好きで、高校卒業後にオーストラリアとカナダへ留学。その時に初めてギターを手にし、作曲も始めた。帰国した22歳の時、SNSでカバー曲をライブ配信するようになった。

「音楽を仕事に」

 1年ほど前、YOU紙面に登場した同級生の姿に「触発され」、これまでのような短いフレーズの曲でなく、完結させた曲作りを目指すようになった。「音楽を仕事に生きていきたい」と、勤めていた会社も昨春退職し、夏からはSNSでオリジナル曲の配信を始めた。友人の勧めで、ライブ配信アプリ「楽天ライブ」を使い、カバー曲やオリジナル曲を毎日1時間配信するようになると、ファンも増えてきた。

 勢いに乗り、大阪や愛知、東京でライブを開催。しかし、ライブ活動が軌道に乗り始めた矢先のコロナ禍で、予定が全て無くなってしまったという。

 今年6月、「配信活動を本格的にやろう。アルバムも作ってみよう」と現状を前向きに捉え、YOU紙面で見て「触発された」同級生で、デザイナーとして活動している今坂友哉さん(27)と2人でクリエイティブ集団「のばなしワルツ」を結成、音楽アルバムの制作を始めた。松尾さんが作曲に没頭する一方、プロデューサーとして今坂さんが支え、ジャケット写真の撮影も、カメラマンとして活動している地元の友人、永田和幸さんに協力を仰いだ。

 完成したミニアルバム「Ash」(税込み1600円)にはオリジナルの7曲を収録。ギターの優しい音色に合わせて力強くも包み込むような歌声は、聞く人の心に響くようで、ファンからは「世界観に引き込まれる」という感想も届いているそうだ。松尾さんは「自分のこれまでの生活、大切に思っている人を思い浮かべて聞いてほしい」と話した。

 アルバムの購入方法は松尾さんのブログ(http://note.com/atlas21)で紹介している。

2020年9月12日付779号2面から