名張市東町の高瀬仁さん(92)は、1か所から複数の花が開く、青紫色の房咲きのアサガオを7年ほど前から育てている。自宅1階の窓を覆うカーテンのように縦横3メートルほどつるが伸び、9月に入ってからは毎日30、40輪が道行く人たちの目を楽しませている。【カーテンのように伸びたアサガオと高瀬さん=名張市東町で】

 当初は冬には枯らしてしまっていたが、3年ほど前からは4つの鉢を比較的暖かい場所に移し、冬越しさせている。花は明け方から夕方まで開いているそうで、今年は6月下旬から毎日、咲いた花の数をカレンダーに書き込んでいる。

 アサガオのある自宅南西側は西日が強く、夜は街路灯に照らされているため、「ずっと明るいけど大丈夫かな」と苦笑する高瀬さん。近所の人たちは「今年もええの咲いたかな」と見に訪れるそうだ。

2020年9月12日付779号1面から

- Advertisement -