三重県は9月11日、鈴鹿市の鈴鹿厚生病院で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)で、新たに40代の男性看護師と60代から70代の入院患者(男性3人、女性1人)の計5人が陽性、1人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ455人、死亡は5人となった。

 県薬務感染症対策課によると、看護師の男性は8日に37度台の発熱と全身の倦怠感があった。出勤以外での外出や公共交通機関の利用はなく、濃厚接触者については現在調査中だという。患者4人は8日と9日にそれぞれ37から38度台の発熱があった。また、鈴鹿厚生病院で陽性が確認され、県内の医療機関で入院中だった70代の女性が10日に死亡したことを明らかにした。

 同病院のクラスターで、9月11日までに病院職員ら89人と入院患者107人の計196人の検査が終了し、陽性が判明したのは計58人(職員9人、入院患者49人)となった。

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