名張市役所(鴻之台1)の第2駐車場で8月29日午後8時、無観客での打ち上げ花火があった。同市の鴻之台、希央台地区の住民自治組織「中央ゆめづくり協議会」(髙尾松男会長)の企画で、約5分間で50発の大輪が夜空を彩った。【打ち上げられた花火(露光10秒)=名張市鴻之台1で】

 同協議会では毎年8月下旬の夏祭りに合わせて花火を打ち上げてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で、祭り自体が中止に。「花火まで無くすのは寂しい」との声が上がり、名張川納涼花火大会実行委員会主催のサプライズ花火が7月に実施されたことなどもあり、集客せず自宅での花火鑑賞を呼び掛けた上で開催することにした。

 地区の中で配布したちらしで日時を記載したが、密集を避けるため打ち上げ場所は非公表に。一方、外国人住民も多いことから、日本語を読めない人にも花火の実施を知らせようと、市多文化共生センター(希央台5)の協力を得て今回初めて英語と中国語併記のちらしも作成した。

花火の打ち上げについて英語や中国語で伝えるちらし(右)

 市役所の近くで花火を見ていた男性(38)は「名張川でのサプライズ花火は見ることができなかったので、今年最初の花火。とても奇麗で元気が出た」と話していた。