伊賀市教育委員会は、2022年4月から市内に5か所ある分館図書室を2か所に集約し、機能整理する方針を明らかにした。存続する「いがまち」と「青山」は新施設に移すが、「阿山」と「大山田」「島ケ原」の各図書室は廃止し、本の返却ポストを置く考え。

 この見直しは、市が示した「将来の支所のあり方(案)」の地域設定に沿い、中部エリアに「中央館」の上野図書館、北部と南部の各エリアに分館を配置するというもの。8月18日に市議会全員協議会で説明し、9月以降には住民との意見交換の場を設ける。

 市や市教委によると、北部図書館(仮称)は同市御代に主力工場がある大手工作機械メーカー「DMG森精機」(本社・名古屋市)が、JR関西線の新堂駅南側に建設を計画する施設に入る予定。具体的な協議にはまだ進んでいないという。

 南部図書館(仮称)は、阿保地区内に新築移転を予定する「青山地域複合施設」に設置を計画しており、行政窓口や阿保地区市民センターなども入る。青山支所によると、施設は鉄骨造の平屋で、延床面積が915平方メートル。うち図書室が約128平方メートルで、本体工事費は約4億5800万円。

 一方、上野図書館は、市が改修した旧市役所庁舎(上野丸之内)に複合施設の一機能として配置する計画を発表している。市議会9月定例会には関連予算521万円を盛り込んでいるが、施設計画を巡っては議会と対立が続いている。