名張市は新型コロナウイルス検査のため8月20日に開設する「市PCR検査センター」に先駆け、17日に関係者による事前訓練を非公開で実施した。【事前訓練の様子(名張市提供)】

 市PCR検査センターは設置場所を非公表とし、名賀医師会(同市と伊賀市青山地区)の会員医師から紹介された患者を対象に、唾液(だえき)による検査をドライブスルー方式で実施する。

 市医療福祉総務室によると、この日の訓練には市応急診療所の看護師や伊賀保健所の職員など計15人が参加。車で来場した患者役を事務員が検査場所まで誘導し、名前などが予約内容に一致しているか確認した。その後、看護師が検体採取の容器を患者に渡して唾液の採取を指示。看護師は防護服とフェイスガードを着用し、患者との会話は窓越しで、携帯電話を使うなど感染予防を徹底した。

 検査後は民間機関が検査容器を回収に来るという想定で、密閉した容器を消毒し保管する手順を確認したという。

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