名張市と伊賀市青山地区のごみ処理施設「伊賀南部クリーンセンター」(同市奥鹿野)で8月7日、火災を想定した訓練があり、施設を運営する伊賀南部環境衛生組合の職員と運転管理する三機化工建設の社員計約30人が参加した。同施設では昨年7月18日の火災を受け、対応マニュアルを改定し、より迅速に消防に情報が伝えられるよう、動きを確認した。【訓練で消火機を構える参加者ら=伊賀市奥鹿野で】

 訓練は、センター1階ストックヤード内で不燃ごみから出火した想定で実施。改定前のマニュアルでは、発見者は初期消火や報告を行うとしていたが、改定後は自ら携帯電話などで119番通報することにした。その後、駆け付けた職員らが手分けをして消火器での初期消火や避難誘導に当たり、非常時の一連の流れを確認した。

 講評に立った伊賀市消防本部南分署の石本陽洋署長は「事態発生後に大切なのは、必要な情報を必要な所に伝えること。火の用心を心掛け、今後も地域の公共安全のために頑張ってほしい」と述べ、同組合の日置光昭事務局長は「マニュアルを遵守し、二度と火災が無いよう一人ひとり心掛けてほしい」と職員らに呼び掛けた。

 昨年の火災では、ベルトコンベヤーなど不燃ごみ処理ラインが焼損。15・4億円の復旧工事を今年度中に行う。

2019年7月18日の伊賀南部クリーンセンターでの火災の様子=同