三重県は8月4日、伊賀市に住む20代会社員女性やクラスター(感染者集団)が発生した三重大学の学生など、10代から30代の男女8人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。この日の四日市市発表分(3人)と合わせ県内の新たな感染者は11人となった。県内で確認された陽性者数は、延べ155人。

 県によると、伊賀市の女性は8月2日に感染が発表された同市の20代会社員男性とともに、7月27日と29日に県内の飲食店を利用していた。同居家族3人と職場の同僚7人を濃厚接触者として特定し、伊賀保健所が引き続き調査を進めている。

 津市では10代と20代の男女6人の感染が判明。5人はクラスターが発生した三重大医学部の学生たちで、うち3人が和歌山県への旅行参加者、1人が友人関係の濃厚接触者、1人が感染した学生と学内の授業で同じグループになっていた。同大学学生の感染者は計15人となった。

 津市の10代会社員男性は、名古屋市で判明した患者の濃厚接触者。いなべ市の30代男性は、7月31日に感染が発表された四日市市の30代無職女性の濃厚接触者。

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