県立あけぼの学園高校で美容師を目指し学んでいるビューティクリエイト部の生徒たちが開発に参加した手指除菌用「アルコールハンドジェル・バイ・ピアニン」の完成発表会があった。出席した同じ伊賀市内にある上野高と伊賀白鳳高の生徒代表にも新商品をプレゼントした。【発表会で除菌アルコールジェルを紹介する生徒たち=伊賀市川東で】

 生徒がこだわったのは手荒れの少ない商品で、サトウキビから抽出したアルコールを最小限の60%に抑えて使用。保湿のためのグリセリンもパームヤシから作られおり、97%が天然成分になっている。医薬部外品で、除菌も99・9%できるという。

 同部には現在、1年から3年の97人が在籍。新型コロナウイルス感染症の影響で休校になった3月から5月の間に新商品のアイデアをオンラインで出し合い、協力する津市の美容品メーカー「ビケント」が6000本を製造した。

 ポンプタイプのハンドジェルは1本300ミリリットル入りで価格1320円。携帯用は80ミリリットルで同899円。道の駅あやま(同市川合)や名阪上野忍者ドライブイン(同大内)、岡森書店白鳳店(同平野西町)などで販売している。

 部長で2年の間浦愛華さん(16)は「リモートで始まった時は商品がイメージできずに不安だったが、コロナ禍でマスクなど衛生商品が足りない状況のなか、皆が早くいいものを提供したいと団結できた」と振り返った。

 この事業は同市が人口減少対策や若者の定住に向け、市内の高校と連携する育成プロジェクトの一つ。これまでに伊賀産菜種油を使ったシャンプーとトリートメントを始め、ピアニンシリーズとして地元産米ぬかなどを配合した美容ジェルや泡ソープを開発している。