伊賀市森寺の会社員、橋本宏一さん(30)は「カネ」と呼ばれる男性フラダンサー。新型コロナウイルスの影響による活動自粛後、所属する市内の教室で練習を再開している。【教室での練習を再開した橋本さん=伊賀市上野丸之内で】

 インストラクターをしている知人に誘われたのが5年前。周囲は女性ばかりでためらったものの、フラダンス体験は楽しく、そのまま習い始めたという。

 ダンスへの興味が急速に増したのは、4年ほど前。イベント出演のため大きなホールの舞台で踊ったのがきっかけだ。教室に1人しかいない男性のため、どこか臆するところがあったというが、舞台に向けて仲間と練習を重ね、本番で気持ち良く踊れたことに、これまでの思いが吹っ切れたそう。

 それからというもの、同じ流派のダンサーたちのさまざまな踊りを研究。特に男性の踊りは、柔らかさの中にも力強さが備わっているといい、本場ハワイの人たちの踊りに魅せられていったという。

 仕事柄、重い物を扱うので力はあるが、フラダンスでは体幹をしっかりさせ、指先は柔らかく、隅々にまで神経を行き届かせる。曲の歌詞を理解し、それを表情で表現するのが難しいそうだ。

 「年齢関係なく、一緒に踊り楽しめる大切な仲間ができてうれしい」という橋本さんは「カネが増え、そのチームで迫力あるステージに立つのが夢」と話した。