「遊書」の教室を主宰する名張市つつじが丘南7の書家、富峰山(本名・國富光輝)さんらによる作品展「遊書富峰山教室生徒作品展」が、7月31日まで伊賀市庁舎(伊賀市四十九町)4階の市民ギャラリーで開かれている。見学自由。【会場で作品を手にする富さん=伊賀市で】

文字に込めた意味 感じて

 「遊書」は、形や書き順にこだわらず、躍動感のある筆運びで言葉を表現する書。人生訓やその人に合った言葉を作品にしている富さんは、友人に勧められ、7年ほど前に市内で教室を開いた。現在は伊賀地域と滋賀県にある6つの教室で、10代から80代までの約50人を月2回ほど指導している。

 会期中は、富さんと生徒たちの作品43点を展示。墨だけでなく絵の具や朱肉を使った作品もあり、個性豊か。紙や色紙以外に米俵や木、うちわなどさまざまな素材に思い思いの言葉を書いている。

 富さんは、「文字に込められた意味を考えながら作品を見てもらえれば」と話した。

2020年7月11日付775号4面から

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