名張青年会議所(JC)は7月17日、事務所のある名張産業振興センター・アスピア(名張市南町)の玄関横に6月4日から30日まで設置していた回収箱に寄せられた未開封のマスク170枚を市役所に届けた。【マスク入りの紙袋を手渡す玉置理事長(左)=名張市鴻之台1で】

 この日、マスク入りの紙袋を持参した名張JCの玉置智也理事長(38)は「この状況を不安に思っている方のため、有効に役立て頂きたい」と森嶋和宏福祉こども部長に手渡した。名張JCの担当者によると、集まったうちの約9割が新型コロナウイルス対策で政府が支給した布製マスクだったという。

 名張JCが届けたマスクは、市が6月8日から7月末まで実施している「なばり愛のマスクバンクプロジェクト」分と合わせ、8月以降に市内の小中学校や福祉施設に配布する他、避難所の備蓄となる。同プロジェクトでは市役所1階ロビーや市内の「まちの保健室」に回収箱を設置しており、市によると、10日現在で2393枚のマスクが集まっているという。

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