カラカラカラーー。伊賀市猪田の福田稔さん(78)方の軒先に、フクロウの形を本体にした手作りの竹風鈴が連なり、涼しげな音を奏でている。

 3年ほど前、カエルの形をした竹風鈴をもらい、「作ってみよう」と思ったのがきっかけ。乾燥させた竹を好みのデザインに切り、接着剤などで貼り合わせ、長さ10センチほどの本体を作る。そこに20、30センチの長さに切った竹をたこ糸でぶら下げれば完成だ。

 最初はカエル形の本体を作っていたが、「福を呼ぶから」と、デザインをフクロウに変更。約1・5センチ角に細かく切った竹を羽に見立て、本体に貼り付けていたが、作業が大変なため、今は「羽なしの状態」と笑う。

 これまでにカニや金魚形の本体も含め約200個を作り、近所の人にもプレゼントしている。噂を聞いて見学に来た人にも持って帰ってもらったそうだ。

 全て手作りなので、フクロウたちの表情は微妙に違うが、作り手の人柄が反映しているのか、皆愛らしい。福田さんは「どんな仕上がりになるかな、と作業している時が一番楽しい」と話した。

2020年6月27日付774号3面から