あおり運転(妨害運転)に対する厳罰化などを盛り込んだ改正道路交通法が6月30日に施行される。通行妨害目的での不要な急ブレーキや車間距離を詰めて異常に接近する車間距離の不保持などが取り締まりの対象で、懲役3年以下または50万円以下の罰金、高速道路などで他の車を停車させるなど著しい危険を生じさせた場合は懲役5年以下、罰金100万円以下が科される。あおり運転をしたドライバーは免許取り消しの行政処分になる。

 あおり運転の対象になる10類型の他の違反は次の通り。

▼対向車線からの接近や逆走(通行区分違反)
▼急な割り込みや蛇行運転(進路変更禁止違反)
▼ハイビームの執ような継続(減光等義務違反)
▼不必要なクラクションの反復(警音器使用制限違反)
▼左からの追い越しや無理な追い越し(追い越し違反)
▼幅寄せや急な加減速(安全運転義務違反)
▼高速道や自動車専用道路の本線での低速走行(最低速度違反)
▼高速道などでの駐停車(高速自動車国道等駐停車違反)

昨年県内で214件検挙

 伊賀署によると、「一気に減速して進路を塞がれた」「後ろからあおられた」など今年1月以降に約10件の相談が寄せられた。名張署には今年1月から6月19日までに3件の相談があった。県内全域では昨年1年間にあおり運転関連の違反で検挙した件数は214件だった。

 警察ではドライバーに対し「あおりを受けてもやり返そうとせず、安全を確保した上で110番通報を。思いやりとゆずり合いの気持ちを持って運転してほしい」と呼び掛けている。

2020年6月27日774号23面から