前市長の不信任案再可決による失職に伴う宇陀市長選挙が6月28日投開票され、新人で元奈良県職員の金剛一智氏(63)=無所属=が前職の高見省次氏(60)=同=を破り、市長に初当選した。得票数は金剛氏1万625票、高見氏5396票だった。【開票作業の様子=宇陀市榛原萩原で】

 金剛氏は1983年に奈良県に入庁後、技術職員として都市計画や基盤施設の企画・整備に携わり、吉野土木事務所所長、まちづくり推進局長、知事特命参与などを歴任。市長選では経済活性化や医療・福祉の充実などを掲げてきた。

 28日午前7時から午後8時まで市内28か所で投票が行われ、同9時から市総合体育館(榛原萩原)で開票が行われた。当日有権者数は2万5805人で、投票総数は1万6207票(うち無効投票186票、持ち帰りその他1票)。投票率は62・81%(午後10時3分確定)で、2018年4月の前回(72・77%)を9・96%下回った。

 2018年4月の高見前市長就任後、保養センター「美榛苑」(榛原福地)の指定管理者選定や後継ホテルの誘致建設計画などを巡って市議会と対立が続き、今年3月に市長不信任案が可決。出直し市議選の後、5月に不信任案が再度可決したため、高見氏は失職していた。