名張市富貴ケ丘4番町の高田和利さん(70)方の庭先で、ウチワサボテンがこれまでにないほど多い黄色の花を咲かせ、道行く人たちを和ませている。【花をつけたウチワサボテンを手入れする高田さん=名張市富貴ケ丘4で】

 4、5年前、知り合いからタマサボテンとクジャクサボテンを譲り受けた。当時は育てることに関しては全くの初心者で、「『葉にごみが付いている』と思い、ピンセットで一つひとつ掃除していたら、実はそれが花芽だった」と笑う。

 3年前、市内の市民センターで、地をはうように広がり、大きな黄色の花を付けていたインパクトに魅かれ、高さ20センチほどのウチワサボテンをもらい、鉢に植えた。

 今は高さ約1メートル、横幅も約90センチにまで成長した。昨年は100個ほどだった花のつぼみが、今年は315個も付き、6月8日ごろから開花が始まった。近所の人たちも「今年は豪華」と感嘆の声を上げるほどだ。

 現在は5鉢のウチワサボテンを始め、クジャクサボテンやタマサボテンなど計5種類26鉢が並ぶ、ちょっとした“サボテン王国”。庭に設けた喫茶室で観賞しながらくつろぐのが楽しみだそう。冬はビニールシートで囲う程度で、余り手間はかからないといい、「株分けや交換などをして、サボテンの輪を広げている」とニッコリ。

2020年6月27日付774号2・3面から