伊賀市奥馬野にある「ライトピアおおやまだ」の裏山で6月25日、日本固有種で森や山に生息するモリアオガエルが見つかった。産卵期は先月下旬ごろがピークで、同施設の職員が近くの樹上に泡状の卵塊があるのを確認していた。【施設近くで見つかったモリアオガエル=伊賀市奥馬野で】

 モリアオガエルは通常、体長が雄で4センチから6センチ、雌で6センチから8センチ。施設職員の服部正さん(53)が見つけた1匹は約2センチで、オタマジャクシから変態して日数が経っていない個体だとみられる。

 5月下旬に確認したソフトボール大の卵塊は水田に枝葉がせりだした樹木に数個できていた。服部さんによるとモリアオガエルがいたのは約200メートル離れた別の場所で、水路が近くにあるササの上だったという。【モリアオガエルの卵塊を指差す服部さん=同、5月28日撮影】

 例年この時期には施設周辺でモリアオガエルの姿を見かけるが、今年はこれが初めて。服部さんは「里山の自然の中でちゃんと育っていて安心した」と話し、この日施設を訪れた児童生徒が観察した後、見つけた場所に戻した。