名張市箕曲中村の株式会社ソバーニが、雑草を食べる「除草ヤギ」のレンタルや販売を始めて1年になった。ペットとしての子ヤギの販売も新しく始め、今後は各種イベントなどでもレンタルをするという。【子ヤギを抱える上薗さん=名張市八幡で】

 同社は地元のガス会社・名張近鉄ガスと、ケーブルテレビ局・アドバンスコープの共同出資で2011年5月に設立。生活支援サービスを始め、家電製品の販売や住宅リフォームなどの事業を展開している。

 除草ヤギは、緑地管理に力を入れている名張近鉄ガスが環境保護などを目的に、新事業として同社に提案したのがきっかけ。18年から同市八幡にある敷地にヤギを放し、半年間の実験利用を経て、19年4月から市内の企業に向けてレンタルや販売を開始した。

 ヤギによる除草は環境に優しく、斜面地でも簡単に一定の除草効果が得られることが特徴。雑草の生育期である4月から11月の期間中に1匹当たり約1千平方メートル分の面積が任せられるという。これまでに市内にある中西金属工業、菊水テープ、日立化成の3つの企業が導入、いずれも社員の癒やしにも一役買っていると評判だそうだ。

 子ヤギの販売は、「ペットとして飼いたい」との声を受け、昨年から始めた。生後3か月に満たない子ヤギは、体長約40センチ、体重3キロほど。人懐こく好奇心も旺盛で、近付くと餌を求めてすり寄ってくるそう。地元の子どもたちが敷地斜面に放されているヤギを見に来ることも多いという。

 同社統括マネジャーの上薗慎也さん(39)は「地域の方にヤギを見て頂き、癒やされてほしい。今後は触れ合いイベントなども企画したい」と話した。

 子ヤギは1匹約5万円で販売している。

 問い合わせは同社(0595・62・5082)まで。

2020年6月13日付773号22面から