伊賀市文化都市協会(ぶんと)は6月19日、子どもにクラシック音楽を身近に楽しんでもらうための取り組みとして第1弾のオリジナル絵本「知らない森のお月さま」を制作したと発表した。原作と絵は同市在住でイラストレーターの田槙奈緒さんが担当し、2曲入りのCDをセットにし、伊賀・名張両市の保育・幼稚園、など計54か所に無料配布する。【配布された絵本で読み聞かせをする保育士=伊賀市久米町】

 絵本はB5判、20ページ。物語には森に住む熊や猿、リス、ウサギが登場する。田槙さんは「やさしい気持ちは自分の周りにとてもたくさんあって、それに囲まれて生きている、そういうことを形にしてみたいなと思って書きました」とコメントした。

 CDは計4分で、シューマンの組曲「こどもの情景」から「トロイメライ」「見知らぬ国」が収められている。田槙さんが話の筋を決めてから選曲した。

 この日は配布先のしろなみ保育所(中川知子所長)=伊賀市久米町=で読み聞かせがあり、5歳児16人がクラシック音楽とともに楽しんだ。県内の図書館や産婦人・小児科の医院などにも配布予定で、今後は絵本にちなんだコンサートも計画しているという。