名張商工会議所(川口佳秀会頭)は6月17日に会見を開き、飲食店で使えるプレミアム付きの食事券を名張市民を対象に発行する「がんばろう名張の観光・うまいもん地元応援券」の事業内容を発表した。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた飲食業を支援し、地域経済の活性化を図る。【食事券の利用を呼び掛ける川口会頭(右)ら=名張市南町で】

 食事券は500円券10枚つづりを1セットとし、額面5000円分を3000円で販売する。発行する総数は1万5000セットで、1世帯3セットまで購入可能。

 購入方法は、同商議所ホームページなどに掲載する「引換券申込書」に氏名や住所などを記入し、25日から27日までに所定の会場で引換券と交換後、簡易郵便局を除く市内の郵便局11か所で7月1日から同月末までに購入する。

 購入に必要な引換券の配布会場は、6月25日と26日がマツヤマSSKアリーナ(夏見)駐車場の特設会場、27日が名張産業振興センターアスピア(南町)。時間はいずれも午前7時から午後7時まで、初日に8000枚、2日目に4000枚、3日目に3000枚を割り振り、各日分がなくなり次第終了する。この際、住所を確認できる身分証の提示が必要。

 食事券の有効期限は、7月1日から9月30日までの3か月間。取扱店は飲食を提供する会員事業所で、6月17日現在で117店舗が登録している。募集は現在も続いており、一覧は19日から同商議所ホームページで掲載予定。取扱店には、ポスターとのぼり旗が配布される。

 川口会頭は「なじみの店も新たな店も利用して頂き、名張の飲食店の良さを再発見してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは同商議所(0595・63・0080)まで。

「がんばろう名張の観光・うまいもん地元応援券」 の見本(提供)

事業経費の一部 商議所の負担も

 この事業は国の臨時交付金を活用し、食事券のプレミアム分3000万円、経費分300万円の計3300万円を市が補助している。同商議所によると市内の飲食店の数は同商議所会員と非会員とを合わせ、200店舗以上と推定されているが、今回は会員のみが対象となっている。17日現在の登録117店舗のうち約20店舗が、この事業を機に新規加入した会員だという。

 食事券の取扱店対象を会員のみとしている理由について川口会頭は「本来は全てを対象としたいが、補助金だけでは収まらず、商議所の費用を出さなければならないため」と説明。印刷や広告費など事業遂行のための経費は少なくとも400万円以上となる見込みで、補助の300万円を超えた分が同商議所負担となるという。