新型コロナウイルス感染防止策で政府が全世帯に2枚ずつ配る布製マスク、いわゆる「アベノマスク」が6月3日、名張市と伊賀市青山地区を管轄する名張郵便局(名張市栄町)に伊賀地域で初めて納入された。配達は4日から始まる。【納入された布製マスクを確認する郵便局員=名張市栄町で】

 この日は、同郵便局に4トントラック1台で2万8800セットが納入され、4人の郵便局員が地区ごとに仕分ける作業に追われた。納入分は、同郵便局が管轄する約3万7900か所の4分の3に相当。1週間程度かけて配達する計画だが、残りの4分の1の納入時期は未定だという。同郵便局の加藤雅司総務部長は「今回納入されなかった分も到着し次第、速やかに、確実に配達したい」と話す。

 日本郵便によると、県内では約84万6000か所に届ける予定で、5月23日に津市で配達が始まった。6月8日までに3割から4割の完了を見込んでいるという。伊賀地域では、青山地区を除く伊賀市を管轄する上野郵便局への納入時期は未定だという。

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