名張市中町の簗瀬水路(城下川)に5月31日、涼しげな紫や白のハナショウブを載せた「花筏(いかだ)」が今年もゆらりと浮かんだ。6月14日ごろまで楽しめる。【ハナショウブを載せた花筏=名張市中町で】

 環境保全に取り組む市民団体「川の会・名張」(福廣勝介代表)が1990年から毎年設置しており、この時期の風物詩として親しまれている。

 この日は小雨の中、同団体の他、名張地区まちづくり推進協議会環境・安全部会のメンバーら計約15人が設置作業に当たった。青竹で囲った全長約2メートル、幅約1メートルの筏2つを水面に浮かべ、ワイヤで係留。同市東町の畑で同団体が栽培したハナショウブを、バランスをとりながら載せた。

 同団体の竹尾敬三事務局長は「新型コロナウイルスの影響で実施が危ぶまれたが、今年も続けることができた。地域の方に楽しんで頂けたら」と話していた。

 作業を見守った近隣住民によると、水路周辺では数日前から蛍も飛び始めたという。