昨春から伊賀市役所(同市四十九町)1階ロビーに季節の挿花が飾られ、訪れた市民の目を楽しませている。伊賀華道協会9流派の有志が、流派を超えて高め合い、技術向上を目指そうと、週替わりで生けているものだ。【市庁舎に展示した挿花と三浦会長(前列左)ら=伊賀市四十九町で】

 4月下旬の1週は、同市小田町の山本明美さん(未生流)が黄金ヒバを7本、縦長の花器にバランスよく生けた。山本さんは「生けられたのはお弟子さん仲間の協力があってこそ。見て頂く方に穏やかな気持ちになってもらえたら」、同協会会長の三浦節子さんは「季節感を大切に生けているので、四季の移り変わりを楽しんで頂けたら」と話した。

2020年5月16日付YOU771号3面から

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