新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、伊賀地域でもさまざまな社会活動が制限されるなか、インターネットの投稿サイト「インスタグラム」や、会議や講習などができるツール「ズーム」などを活用し、オンラインで指導を工夫しているダンスインストラクターを紹介する。【自作の動画を見せる石橋さん(右)と麻里さん】

 伊賀地域でヒップホップ中心のダンス教室を開いているインストラクターの石橋朱里さん(伊賀市桐ケ丘)、麻里さん(名張市鴻之台)姉妹。スタジオなどでの活動は自粛するなか、振りを付けた動画をインターネットで配信している。

 教室を開いて十数年になるが、「世間がこんなことになるとは予測もしていなかった」。活動を休止した3月、生徒たちからは「早くダンスがしたい」「エネルギーが余っている」など、さまざまな声が届いた。

 「もしかしたら4月の休業もあり得るかも」。2人は、約1分ずつ2曲分の振り付けを考案し、そのダンスを動画に収めた。4月中旬、フェイスブックや投稿サイト「インスタグラム」で配信し、生徒用にと、スロー再生や背面から撮影した動画も載せた。

 動画を公開すると、生徒や保護者からは「目標ができてピリッとした」「一緒にやれて楽しい」と喜んでもらえた。逆に、室内や自宅の庭などで練習している様子が動画で送られ、時には練習中に犬が画面に登場するなど、生徒たちの日常の様子も垣間見え、楽しいそうだ。

 「ダンスへの熱量を下げてほしくない、という思いから配信を始めた」と話す石橋さん姉妹。今は第2弾のダンス動画を考案中だ。

動画を見ながら自宅で練習する生徒たち

2020年5月16日付YOU771号1面から