「憧れ」をテーマとして、少女を主人公に描き続けている伊賀市上野田端町の画家、井ノ上豪さん(48)の個展「somewhere(サムウェア)」が5月23日から31日まで同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。【展示予定の水彩画や鉛筆画を見せる井ノ上さん=伊賀市上野田端町で】

 名張桔梗丘高校から東京芸術大に進み、幼少時から親しんできた絵画の世界を志した。学生時代に目にした女性向けファッション誌「オリーブ」や映画などに強い影響を受け、自身のトレードマークとも言えるパステルカラーを基調とした水彩画の他、油絵や鉛筆画なども描く。近年は服飾デザインなどの仕事にも携わっている。

 今回は、水彩画や鉛筆画、アクリル画など二十数点の他、自身がデザインした女児・女性向けの浴衣も並ぶ予定だという。同ギャラリーでの個展は一昨年、昨年に続き3回目。「こうした情勢でも、地元で作品を披露する機会を頂きありがたい。日常の延長として、気張らずいつも通りに立ち寄ってもらえたら」と来場を呼び掛けている。

 時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。週末を中心に井ノ上さんの在廊中は水彩似顔絵イベント(有料)もある。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)まで。

2020年5月16日付YOU771号3面から

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