伊賀市の岡本栄市長は5月19日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、市民に布マスクを配布する市独自の支援策を中止すると発表した。市内での供給状況が改善されてきたことや、他の財源に振り替えるべきなどの意見が市民から寄せられたことなどが理由だという。

 布マスクの配布は、今月1日に岡本市長が市内の縫製関係の事業所に依頼し、市民全員に5枚ずつ配ると説明していた。19日の記者会見では約1週間前に取り止めを決めたと明かし、「ずいぶん出回っている。当時は手に入りにくかった。状況に応じて対応しないといけない」と述べた。

 また、検討するとしていた、休業補償の対象に含まれない理美容業者への支援は、補正予算案に盛り込んだ市単独事業の「事業者応援給付金」で対応する。対象は売上高が3割から5割近く減少した従業員数20人以下の小規模事業者で、1社当たり20万円を支給する。市では市内にある全事業者約2500社のうち、半数の1250社からの申請を見込んでいる。