生活安全課長 景井薫

 新型コロナウイルス感染予防のため、ほとんどの学校が休校になっています。自宅にいる時間が多くなることで、インターネットに触れる機会が増えたり、子どもだけで留守番をさせたりするご家庭もあると思います。日本中でそのような状況に便乗した犯罪が発生しています。一人ひとりが被害に遭わない力を付けましょう。

ネット犯罪に遭わないための基礎知識

 ▼SNSに写真や名前などの個人情報をアップしない▼心当たりのないメッセージは開かない▼パスワードはなるべく長くて複雑なものを設定

 正しい知識を持ち、楽しくインターネットを利用しましょう。

留守番中、泥棒に狙われないために

 ▼玄関には鍵をかけて、誰かが来ても開けない▼部屋の明かりやテレビをつけて、人がいることをアピールする▼電話には出ない

 異変を感じた時は110番通報しましょう。

子どもが出掛ける時気を付けること

 ▼なるべく1人では出掛けない▼出掛ける時は、家の人に行き先を伝える▼知らない人に声を掛けられても絶対について行かない

 自分自身の身を守るためにどうすれば良いか家族で話し合いましょう。

 地域の皆さんには、地域ぐるみで子どもたちの見守りをお願いします。不審な事に気が付いたり、子どもが助けを求めてきたりした時は、すぐに警察へ通報してください。

詐欺に注意

 特別定額給付金の給付を装った詐欺の発生にも注意してください。流行に便乗する、不安につけ込むのは詐欺師の得意技です。「新型コロナウイルス」について書かれた見知らぬ相手からのメール、電話、訪問などは詐欺だと疑いましょう。「個人情報」「通帳、キャッシュカード」「暗証番号」のキーワードが出たら要注意です。

 決して個人情報や暗証番号を教えたり、通帳やキャッシュカードを渡したりしないでください。おかしいなと思った時は、すぐにご家族や警察などに相談しましょう。

2020年5月16日付YOU771号15面から

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