名張市消防本部は日本語が話せない外国人からの119番通報に対応するため、最大11言語での同時通訳が可能な民間サービスをこのほど導入した。【通信指令装置の外国語通訳ボタンを指差す消防職員=名張市鴻之台1で】

 通信指令室の消防職員が外国語の通報内容を受けた場合、東京のコールセンターに転送。通報者の使用言語が話せるオペレーターを介し、場所や状況などの情報を把握する。現場では携帯電話のスピーカー機能などを用い、3者で会話することができる。

 英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語は24時間対応でき、午前9時から午後5時まではタイ語、ベトナム語、ロシア語、フランス語、タガログ語、ネパール語も可能。

 同市の外国人住民は4月1日現在1073人で、年々増加している。外国語での通報は昨年1件あり、その際は通報者が住所を伝えることができなかったため、周囲の目標物を頼りに出動したという。