新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、農園の観光客の落ち込みや農作物の需要が減るなか、「地域が元気になるように」と名張産のイチゴをふんだんに使用した「いちごタルト」が、5月6日まで名張市東田原の洋菓子店「モンパクトル」(大石成子社長)で特別販売されている。【イチゴタルトを持ちPRする竹永さん=名張市東田原で】

 同店が実施している「地元フルーツ応援企画」の一環で、仕入れ先である同市青蓮寺の「山本いちご園」と共同開発した。価格は2200円(税別)で、4月下旬から販売したところ、画像共有アプリ「インスタグラム」で話題になるなど好評を集めた。

 イチゴは赤みが強く、酸味とコクがある「紅ほっぺ」を中心に使用。あっさりとした生クリームと濃厚なカスタードとの組み合わせが特徴で、「大人から子どもにまで愛される味」に仕上げているという。

 来店客の要望を受け、今後はイチゴのシフォンケーキやイチゴジャムを使ったロールケーキも販売予定だという。

 同店スタッフの竹永有里さん(52)は「おいしいイチゴを使って、少しでも地域貢献につながれば」と話した。

 予約・問い合わせは同店(0595・48・6636)へ。

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