伊賀市東谷の日本画家、松永伸さん(70)が自宅周辺で育てているミズバショウが今年も開花した。常に山の湧き水が流れ、半日陰の環境が適しているようで、毎年2月から4月ごろ、かれんな姿を見せてくれている。【(左写真)開花したミズバショウ拡大写真、(右写真)花に寄り添う松永さん=伊賀市東谷で】

 三十数年前に知人から譲り受けた1株をかめの中で育てていたが、あまり大きくならなかったため、田んぼだった湿地に移植。少しずつ増え、今は10株ほどになった。花びらのように見える10センチほどの白い苞から、小さい花が集まった円柱形の花序をのぞかせ、大きな葉に包まれている。

 近年は獣害に悩まされており、イノシシなどに荒らされないよう、花の周りには柵を設けて囲んだ。他にもハナショウブやハナイカダ、ミツバツツジなどの世話に日々忙しくしているそうで、「これからも自然の中で、四季の移ろいを感じながら花の守りを楽しみたい」と話した。

2020年4月25日付 770号 3面から