名張市指定の天然記念物「ギフチョウ」を観察しようと同市薦生の薦原小学校(林辰久校長、100人)の4年生5人が4月16日、生息地の同市八幡の里山で観察会を開いた。【生息環境などについて説明を受ける児童ら=名張市薦生で】

 ギフチョウは日本の固有種で、伊賀地域の一部に生息するアゲハチョウの一種。同小では毎年、総合学習の一環として4年生を対象に観察会を開いている。参加した5人は事前に、保護運動をする市民団体「伊賀ふるさとギフチョウネットワーク」のメンバーから生態や生息環境などについて学んできた。

 この日の観察会では、市内に住むボランティア2人を講師として迎え、学校周辺の植物や昆虫などについて説明を聞いた。児童は授業で学んだことを振り返りながら、生き物の特徴や習性などを熱心に記録していた。

羽を休めるギフチョウ=名張市八幡で

 参加した吾妻由凰さん(9)は「葉っぱに止まっていたので、前に見たギフチョウよりもじっくり見れた」、竹島さららさん(9)は「とても奇麗で、見れてうれしかった」と話した。

 講師の1人である小川毅郎さん(68)は「身近な生き物たちに実際に触れて、子どもたちが名張の豊かな自然に関心を持つようになれば」と話した。