2月の陸上日本選手権室内競技・三段跳で、20歳以下の室内日本記録を大幅に更新し優勝した、菰野町出身で近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)5年の伊藤陸さん(19)=写真=がこのほど、日本オリンピック委員会(JOC)の強化指定選手に認定された。来年に延期となった東京オリンピックなども視野に調整を続けている。

陸上・三段跳でU20室内日本記録更新

 同高専入学後、本格的に跳躍競技に取り組み始め、大学1年に相当する学年で臨んだ昨秋の日本インカレでは、自己記録を30センチ以上伸ばし、20歳以下の日本記録を42年ぶりに更新する16メートル34で優勝。身長185センチと体格にも恵まれ、世界トップレベルの助走速度が強い武器だ。

 在籍する同高専の陸上競技部は、インターハイやインカレなどで好成績を収めた卒業生も多く、昨年5月には県の強化指定運動部に認定された。走幅跳の奈良県高校記録保持者でもある顧問の松尾大介准教授は「筋力的には年相応ではあるが、競技に取り組む姿勢や技術課題の習得する早さは目を見張るものがある。」と期待を込めて話す。

 伊藤さんは「まだ10代でこのような強化指定選手に選んで頂き、とても光栄に思う。これからも多くの経験をし、世界で戦える選手を目指す」と意気込みを語った。

2020年4月11日付 769号 10面から