2021年開催の「三重とこわか国体」で、サッカー女子と軟式野球の会場になっている伊賀市小田町の上野運動公園プール跡地に両競技の練習場として利用する多目的広場について、市は人工芝化の計画を“白紙”にし、土のグラウンドに変更していたことが分かった。検討していた夜間照明の設置も見送る。【国体に向け土のグラウンドに整備される上野運動公園プール跡地=伊賀市小田町】

 市スポーツ振興課によると、当初の総事業費は1億8千万円。2020年度の当初予算に盛り込んだ関連費は4800万円。詳細設計が進む中、更に経費が膨らむことや財源の一部にスポーツ振興くじ(toto)の助成金を充てるつもりだったが、申請条件の変更で市の負担が増すことなどから変更したという。

 多目的広場はもともと、利用料が必要な体育施設として整備せず、緑化だけの計画だった。そこから案が見直され、国体後の活用策として人工芝化が浮上。少年サッカーやフットサル、グラウンドゴルフのコートとして利用を見込んでいた。

 同課は今後について「競技団体から人工芝の成人用サッカーコートの要望がある。1億8千万円の予算があれば、既に防球ネットや照明設備がある他の施設で整備できる。現在策定中のスポーツ施設再編計画を踏まえ、他の施設整備と調整を図りながら実施内容を検討したい」としている。