三重県は4月2日、伊賀市在住で20代の会社員男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県発表の後、岡本栄市長は「市内で初めての感染者。私たちの街でもしっかりと対応を皆でしていかないといけないという局面に入った」と述べた。男性は現在、解熱しているものの、味覚障害があり、県内の感染症指定医療機関に入院しているという。

 県によると、男性は3月29日朝に37・5度の発熱があり、31日になっても倦怠感やせきなどの症状があったため、帰国者・接触者相談センター(伊賀保健所)に相談し、案内された医療機関を受診。1日に出たPCR検査の結果、陽性と確認された。

 男性は同24日、1人で自家用車を運転して大阪府内へ行き、友人3人と食事をした後、府内の実家に宿泊。26日から29日まで勤務先に出勤し、30日以降は自宅で静養していたという。市内に戻ってからの移動は公共交通機関を利用していないという。

 濃厚接触者について、同保健所が調査している。

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