NPO法人赤目四十八滝渓谷保勝会が運営する名張市赤目町長坂の赤目ビジターセンター内に3月28日、「赤目自然歴史博物館」がオープンした。2階では記念企画展「赤目に生きた忍者たち」が始まり、伊賀流忍者の祖とされる百地三太夫の子孫に伝わる甲冑や手裏剣、まきびしなどの展示に来館者が見入っていた。【甲冑と鎖かたびらの展示=名張市赤目町長坂で】

 企画展は6月14日まであり、近所で土産物店を営む上田勝さん(82)から寄託された資料約450点のうち、武具や農具など46点を展示。開館に立ち会った上田さんは「多くは祖母方の百地家から伝わったもので、以前は近くにあった民俗館で展示していた。再び多くの方に見て頂けるようになりうれしい」と話していた。

 渓谷の自然や歴史を紹介する1階の常設展では、カモシカやオオサンショウウオ、シダやコケといった動植物、 周辺の地質、修験道や「黒田の悪党」などについて写真やパネルで解説。映像展示では散策ルートや忍者体験の様子などが流れる。

 オープニング式典で同保勝会の寺田一彦理事長は「今年は室生赤目青山国定公園指定50周年の節目の年。渓谷のすばらしさを発信し、世界中の人々に足を運んでいただけるよう努力して参りたい」とあいさつ。亀井利克市長は「この地域は自然や歴史の宝庫。施設を拠点に市外、県外、国外に大いに発信して頂きたい」と期待を述べた。

 施設の営業時間は午前9時から午後5時まで。入館無料。

開館を祝いテープカットする寺田理事長(右から2人目)ら=同

 同保勝会ホームページ(http://www.akame48taki.com/)では5月10日まで、施設の愛称を募集している。

 問い合わせは同センター(0595・41・1180)まで。