「まちなかが元気になれる場所にしたい。気軽に足を運んで」―。1月下旬、名張市丸之内の「小島結納品店」の店内に「ギャラリエ縁(えん)」がオープンした。店主の小島敏孝さん(66)、淳子さん(61)は、このギャラリーにさまざまな人たちが集い、市街地ににぎわいを届けてくれることを願っている。【完成したギャラリースペースに立つ小島さん夫妻=名張市丸之内で】

まちなかに元気届けたい

 小島さんは退職後、「自然な形で家業を継ぐことになった」が、伝統的な冠婚葬祭の知識や所作など、日本文化の品格と奥深さを痛感。間近で教わった父親も6年前に亡くなり、来客者から折あるごとにしきたりや決まりなどを尋ねられ、「名張でこうしたことを伝える場所が必要」と考えるようになった。

 老朽化に伴い、今年初めに店舗を改装する際、展示や教室などさまざまな企画に使用可能な4畳半ほどのギャラリーを新設。義父から生前、水引の結び方を教わった淳子さんは、今年からギャラリーで「水引教室」を開催できるようになった。

 夫婦がともに描いてきた構想が実現し、オープン以来、既に水彩画展やひな人形展を開催。今後も、広く地域の人たちに利用を呼び掛けていくそうだ。

 問い合わせは同店(0595・63・0919)へ。

2020年3月14日付 767号 4面から