買い物に不便を感じている高齢者らの助けになればと、名張市桔梗が丘1番町で商店街の空き店舗を利用し、地場産野菜などを販売する「おひさま市場」が毎週火曜と金曜に開かれている。希望があれば宅配してもらうことも可能だ。【市場で野菜などを販売する高波さん(中央)ら=名張市桔梗が丘1番町で】

 空き店舗を活用して商店街の活性化につなげたいと、代表の細川智之さんを中心に賛同者が集まり、2017年にスタート。現在は市内の20代から60代の兼業農家10人が参加している。

 元代表の岡田美代さん(67)は、仲間と市内3か所で市場を開設していたが、細川さんから誘いを受けて移転した。店頭には米、ダイコン、ハクサイ、ネギなど旬の野菜に加え、手作りの漬物や餅も並ぶ。

 営業時間は午前10時から正午までで、近隣の住民を中心に1日40人ほどが買い物に訪れる。仲間の一人、高波泰之さんは「新鮮でおいしい野菜があるので、ぜひ足を運んで」と呼び掛けていた。

2020年1月25日付 764号 5面から

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