県は3月11日、伊賀市内で2月末に捕獲された野生のイノシシ2頭(成体)が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。伊賀地域での感染確認は初めて。

 県CSF対策チームによると、2月27日に同市下神戸で捕獲された体長140センチ、体重80キロの雌と、同29日に同青山羽根で捕獲された体長85センチ、体重40キロの雄の血液検体を検査した結果、陽性反応が出たという。2頭はいずれも地元の猟友会員がわなや銃で捕獲したものだった。

 県内でこれまでに感染が確認されているのは、桑名市、いなべ市、四日市市、菰野町で、伊賀市は5か所目。感染事例は県内44、45例目。県では市と協議し、ワクチン散布に向けた準備を進めている。

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