伊賀保健所管内で3月10日に新型コロナウイルスの感染者が発生したことを受け、伊賀市は11日午前9時から対策本部員会議を開き、感染拡大防止のため、体育館や地区市民センターなど計約140か所の公共施設の貸し出しを26日まで停止することを確認した。市民へは15日付の市広報に合わせ、感染予防の徹底を呼び掛ける文書を回覧する予定。【対策本部員会議で発言する岡本市長(右)=伊賀市役所で】

 教育委員会からは、16日に中学校、18日に小学校で予定している卒業式を、来賓を招待せず、保護者も児童生徒1人につき2人までにするなど、参加者を制限して開催すること、25日の小中学校の修了式も各校の実情に合わせて実施方法を変更することなどが報告された。谷口修一教育長は「(4月の)入学式も同様に対応したい」と述べた。

 また健康福祉部からは、小学校の臨時休業に伴って日中も開放している市内20か所の放課後児童クラブの利用状況について報告があった。放課後のみ開放している平常時の利用者は計570人ほどで、10か所で日中開放が始まった2日は約150人が利用し、6日に全20か所が開いた後は利用者が増え、10日には約240人が利用したという。

 この日の会議の中で、岡本栄市長は「伊賀保健所管内で感染が確認されたが、発生場所がどこだ、ということよりも、伊賀という一つの生活圏の中で起きているということ。身を守ることが第一。市として次にどうしていくべきかを考え、しっかり対応していきたい」と考えを述べた。