新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、卒業式の中止や各種イベントの自粛などが相次ぐ中、職場や家庭など身近なところに花を飾り、癒やされてほしいと、伊賀市の生花店が「新型コロナウイルス感染症に負けないぞキャンペーン」と題して来店者に切り花をプレゼントしている。【プレゼント用の切り花を手にする佐藤さん夫妻=伊賀市上野魚町で】

 同市上野魚町の生花店「フラワーブティックこさか」では3月14日まで、来店してキーワードを伝えた各日先着10人に切り花(1人1本)を渡している。キーワードは「花のある暮らし」で、種類はチューリップ、ガーベラ、カーネーションから選べる。

 同店を経営する佐藤隆太さん(44)、直美さん(43)夫妻は「卒業・卒園式などの中止でキャンセルはある程度あり、同業者からは不安の声も聞いている」としながらも、「こういう時だからこそ花から元気をもらい、少しでも明るい気持ちになって頂けたら」と話した。

 問い合わせは同店(0595・23・2516)まで。日曜定休。3月11日は臨時休業。

 県農産園芸課によると、生花の需要は例年、3月の卒業・入学シーズンから5月の母の日ごろまでが特に多く、式典やイベントの中止・延期によって、会場の飾花や花束などがキャンセルになり、生産農家や生花店などに影響が出ているといい、2月下旬から3月初旬の花き類の市場単価は、県特産のバラやガーベラなどを中心に例年より3割程度下落しているという。