名張市は2月28日、新型コロナウイルスの感染拡大による政府の要請を踏まえ、市内の全小中学校を3月2日から15日まで臨時休業すると発表した。【保護者に配布された、学校の臨時休業を伝える市教委の文書】

 休業するのは小学校14校と中学校5校の計19校で、約6000人の児童生徒が対象。保護者へは28日に各校を通じ文書を配布したという。

 一方、卒業式は参加人数を減らすなど簡略化し、予定通り実施する方針。中学校は6日、小学校は18日または19日にある。

 同市教育委員会の担当者は「ここ1、2週間が山場との国の見解を基に期間を決めた。学習面の遅れが出ることや保護者の負担を考慮し、総合的に判断した」と説明し、今後については「状況によって変更の可能性もある」とした。

 市子ども家庭室によると、市内に22か所ある放課後児童クラブは通常通り開くが、時間延長や登録児童以外の受け入れはしない方針。

 市内の保育所や幼稚園は、予防を徹底した上で通常通り開く。

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