県は2月27日、滋賀県甲賀市で25日に野生イノシシの豚熱(CSF)感染が確認されたことを受け、確認地点から10キロ圏内に含まれる伊賀市北部(阿山地区全域、いがまち地区一部)で3月17日から、感染拡大防止のため経口ワクチンを散布すると発表した。豚熱に関連したワクチン散布は伊賀地域では初めて。

 県農林水産部CSF対策チームによると、豚熱は人に感染する危険性は無い。経口ワクチンは、地元との協議を経て山林や休耕地などを中心に約40か所を選定し、1か所当たり20個、計800個をおおむね5日間かけて散布する。その後、ワクチンを回収して摂取状況を確認し、調査捕獲を実施する見通し。

 県内で野生イノシシへの豚熱感染が確認されている南限は菰野町で、伊賀地域では未確認。経口ワクチンはこれまでに、鈴鹿山脈沿いの桑名、いなべ、菰野、四日市、鈴鹿、亀山の6市町で計24回、延べ987か所に1万9740個が散布されている。