弦楽器とピアノが紡ぐ優しい音色―。伊賀市下神戸の桜丘高校の音楽サークル「カルテット・サークル」は、校内だけでなく校外にも演奏の場を広げている。【初の校外活動となった教会での演奏の様子=伊賀市で(提供写真)】

 メンバーはいずれも2年生の5人で、バイオリンの疋田愛実さん、坂井田恵未さん、ビオラの松生奈美さん、チェロの永合真理亜さん、ピアノの山本華穂さん。

 2019年1月に弦楽器の4人で発足し、その年の11月、同校の文化祭に出演する際に山本さんが加わり、五重奏となったが、名称は変えずに活動している。

 練習は毎週土曜の午後7時から同9時までの短時間集中。指導者はおらず、互いに指摘し合って向上を図っている。ただ、文化祭の発表前だけは吹奏楽部顧問に指導を受けたそうだ。

 演奏のレパートリーは、クラシックから映画音楽、歌謡曲まで幅広い。これまでオープンキャンパスでの発表、文化祭、ランチタイムコンサートなどに出演。昨年末には初の校外活動として、市内の教会で演奏を披露し、評判になった。

 今後の活動について、5人は「福祉施設や病院、幼稚園など、どんどん校外に出て演奏したいので、オファーをお待ちしています」と呼び掛けている。

 問い合わせは同校の黒田教諭(0595・38・1201)まで。

2020年2月8日付 765号 17面から

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