伊賀市諸木の尾山美代子さん(83)は、畑仕事の少なくなる冬の間の趣味にと編み物をこつこつ続けてきた。今では季節を問わず、台所小物からベスト、マフラー、帽子まで意欲的に仕上げ、近所の人や友人らにプレゼントしている。【尾山さん(右)が編んだ帽子とマフラーを身に着ける義清さん=伊賀市諸木で】

 知人から譲ってもらう細めの毛糸を使い、50代のころに編み物を始めた。誰に習ったわけでもないが、「冬の間の遊び道具になったら」と、自身や夫の義清さん(84)のため、少しでも時間ができると編み物に没頭している。この冬だけで既にベスト5着、マフラー2本、帽子6個が出来上がったという。

 義清さんは「妻が作ってくれたものを身に着けられるのは何より幸せ」と照れ笑い。近所では自家製の漬物も評判で、「漬物のおばちゃん」という顔も持つ尾山さんは「編み物も料理も、無理せんと自分流で、目分量がええ」とつぶやいた。

2020年2月8日付 765号 3面から