中高生が仮想の救急現場を体験し、適切な判断や行動ができたかを競う大会「なばりジュニアメディカルラリー」が2月9日、名張市百合が丘西5の市教育センターで開かれた。【交通事故現場の設定で患者役に手当をする参加生徒ら=名張市百合が丘西5で】

AEDを併用し心臓マッサージに取り組む参加生徒=同

 命の大切さを考えてもらおうと、市立病院と市消防本部が初めて企画。市内外から8チーム34人が参加した。各チームとも、窒息、交通事故、震災後の避難所など4つの場面に挑戦し、心臓マッサージや自動体外式除細動器(AED)を使った応急手当てなど、1月にあった事前講習で学んだ救命救急の基礎知識を生かして取り組んだ。

 路上で起きたバイクと自転車の事故で3人の負傷者がいることを想定した場面では、周囲の安全確認や通報、止血処置など複数の対応をチームのメンバーで手分け。患者だけではなく、居合わせた周囲の人への配慮も求められた。

 両親と同じ医師を目指すという桜丘高1年の近藤碧さん(15)は「しっかり声を掛け合うことを意識し、練習成果も出せた。もし街で似た場面に遭遇しても、落ち着いて対応したい」と話した。大会は、近藤さんが同高ハンドベル部の部員と男女4人で組んだチームが優勝した。