伊賀市御代で生まれ、慢性甲状腺炎(橋本病)にその名が付いていることでも知られる外科医、橋本策博士(1881‐1934)の功績や人柄などをまとめた書籍「世界的医学者 橋本策物語」の改訂版が、昨年12月に刊行された。【改訂版を手にする川﨑さん=伊賀市御代で】

 2012年に発行、18年改訂の第3版。第一次世界大戦の激化によって留学先のドイツから帰国し、地元で診療所を開院した同博士が、住民らから厚い信頼を得ていた様子がつづられている。著者で郷土史家の川﨑記孝さん(74)によると、今回は、同博士が亡くなる前年に腹膜炎の手術をした当時5歳の女児が、90代となった現在まで病気もせず過ごしてきたエピソードなどを加えているという。

世界的医学者知って

 同博士の顕彰会会長も務める川﨑さんは「この本を読めば、地元で生まれ育ち、帰国後も地元の医療に尽くしてくれた世界的医学者をもっと誇りに思ってもらえるはず。今後も新たな情報があれば内容に加えていきたい」と思いを語った。

 同書籍は1100円(税込)。伊賀市平野西町の岡森書店白鳳店で販売している。

 問い合わせは同書店(0595・23・8800)まで。

2020年1月25日付 764号 2面から